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ネットワーク接続
Xsan
では、ストレージ装置、メタデータコントローラ、およびクライアントコンピュータを接
続するために、独立したネットワークを使用します。このネットワークは、
1
つのファイバー
チャネル・ネットワークと
1
つまたは
2
つの
Ethernet
ネットワークで構成されます。
ファイバーチャネル
Xsan
では、高速なファイバーチャネル接続を介して、クライアントと
SAN
ボリュームの間で
データを移動します。コントローラは、ボリュームとの間でメタデータを送受信する場合にも
ファイバーチャネル接続を使用します。
Xsan
では、クライアントとストレージの間で複数のファイバーチャネル接続を利用できます。
Xsan
では、読み出しおよび書き込みのための接続を交互に切り替えたり、ボリュームをマウン
トするときにボリューム内の各
RAID
アレイをいずれかの接続に割り当てたりできます。
Ethernet
メタデータのトラフィックがファイバーチャネル・ネットワーク上のデータに干渉しないように
するため、
Xsan
コントローラとクライアントは、別の
Ethernet
ネットワークを介してファイル
システムのメタデータを交換します。
(コントローラは、ファイバーチャネルを使用して、ボ
リュームのメタデータの読み出し/書き込みを行います。)また、
「
Xsan Admin
」アプリケーショ
ンも、管理者が
SAN
を管理できるようにするためにこの
Ethernet
ネットワークを使用します。
インターネットまたはイントラネットのトラフィックとメタデータの通信が干渉しないように
するには、
14
ページの図に示すように、パブリック(インターネット)とプライベート(メタ
データ)の
Ethernet
ネットワークを別個に設定してください。
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16
第
1
章
Xsan
の概要
Xsan