LUN
Xsan
で使用する最も小さいストレージ要素は、
LUN
(
SCSI
論理ユニット番号)と呼ばれる論理
ストレージ装置です。
LUN
は、
RAID
アレイとして結合されたドライブのグループを表します。
RAID
ストレージ装置に
RAID
アレイを作成するときはいつでも
LUN
を作成します。
RAID
シス
テムでは、選択した
RAID
方式に基づいて、個々のドライブモジュールをアレイとして結合しま
す。ファイバーチャネル・ネットワーク上では、各アレイが
LUN
として表示されます。
ほとんどの
RAID
システムは、
RAID
アレイとして出荷時に構成済みです。対応する
LUN
が
Xsan
で使用可能です。
RAID
アレイ
(
LUN
)
複数の
LUN
に
データをストライプ化
ストレージプール
アフィニティタグ
フォルダアフィニティ
SAN
ボリューム
Vid
eo
Vid
eo
Au
dio
Oth
er
Me
tadata
and journal
Video
Other
Audio
RAID 0
RAID 5
RAID 5
RAID 5
RAID 5
RAID 5
RAID 5
RAID 1
第
1
章
Xsan
の概要
17
RAID
システムの標準
RAID
アレイがアプリケーションに合わない場合は、
RAID
システム管理ソ
フトウェアを使用して、ほかの
RAID
方式に基づいて、またはドライブモジュールの数を変更し
て、アレイを再作成することができます。ほかの
RAID
方式については、
30
ページの「
LUN
の
RAID
方式を選択する 」を参照してください。
16
ページの図には、
8
つの
RAID
アレイ
LUN
が示されています。メタデータとジャーナル情報
を保存する
LUN
では、メタデータの消失に対処できるように
RAID
レベル
1
(ミラーリング)を
使用します。
1
つの
LUN
では、最善の速度とストレージ効率を得るためにユーザのデータを
RAID
0
アレイ(ストライピングのみ)に保存しますが、データは保護されません。その他のデータ
LUN
では、
RAID 5
(分散型パリティ)を使用して、高いパフォーマンスとストレージ効率およ
びデータ保護を実現します。
Xsan
では、
RAID
アレイはボリュームを作成するために結合可能な
LUN
として認識されます。
「
Xsan Admin
」でボリュームを設定するときに、
RAID LUN
は、
Xsan
ファイルシステムで使用
できるようにラベルが設定されて初期化されます。