プールを設定したり、アフィニティを使用してストレージプールにフォルダを割り当てたりでき
ます。ファイルの保存場所は、速度または安全に関する必要に応じて選択できます。詳しくは、
19
ページの「アフィニティのあるフォルダ」を参照してください。
16
ページの図では、
7
つの
LUN
がユーザのデータを保存する
4
つのストレージプールに結合さ
れています。
1
つのプールでは、
1
つの
RAID 0
アレイ(高速だが復元できない)を使用してい
ます。ほかの
3
つのプールでは複数の
RAID 5
アレイ(高速ではないが復元可能)を使用してお
り、
Xsan
はそれらの各ストレージプール内の
LUN
全体にデータをストライプします。
使用可能な
LUN
をストレージプールに追加するには、「
Xsan Admin
」を使用します。
アフィニティ
各ストレージプールには、パフォーマンスおよび復元可能性の特性に応じてアフィニティタグが
割り当てられます。フォルダをアフィニティタグに関連付けて、フォルダの内容が、適切な特性
を持つストレージプールに自動的に保存されるようにできます。
18
第
1
章
Xsan
の概要
複数のストレージプールに同じアフィニティタグを割り当てることができます。
Xsan
では、特
定のアフィニティタグが関連付けられたフォルダの内容が、同じアフィニティタグを持つ複数の
ストレージプールに分散して保存されます。これにより、複数のユーザが同じフォルダ内のファ
イルを同時に読み書きする場合でも、複数のストレージプールおよびそれを構成する
LUN
に読
み書き操作が分散されるため、パフォーマンスが向上します。
ストレージプールにアフィニティタグを割り当て、それらのアフィニティタグをフォルダに関連
付けるときは、「
Xsan Admin
」を使用します。