上位レベルでのストライピング
RAID 0
(ストライピング)方式では、ファイルの書き込み時に、ファイルがセグメントに分割さ
れ、
RAID
アレイ内の各ディスクドライブに分散されます。これにより、ファイルの断片が(一
度に
1
つずつではなく)アレイ内の個々のディスクに並列で書き込まれるため、パフォーマンス
が向上します。
Xsan
では、ストレージ階層の
2
番目の上位レベルにこの技術を適用しています。
ボリューム内の各ストレージプールで、
Xsan
はストレージプールを構成する個々の
LUN
全体に
ファイルデータをストライプします。このときも、データが並列で書き込まれるのでパフォーマ
ンスが向上します。
重要なアプリケーションの要件を満たすように、ストレージプール内の各
LUN
に書き込まれる
データの量(ストライプ幅)を調節することで、
SAN
のパフォーマンスを調整できます。