ボリュームを作成する
Xsan
設定アシスタントで
SAN
の基本構成を設定し終えると、ボリュームを設定するかどうかを
尋ねられます。
1
「ボリュームを作成」パネルで、
「今すぐボリュームを作成」を選択し、
「続ける」をクリックします。
後でボリュームを設定したい場合は、
58
ページの「
SAN
にボリュームを追加する」の手順に従っ
てください。
2
「ボリュームの名前とタイプ」パネルで、ボリュームの名前を入力し、ボリュームの使用目的に
応じたボリュームタイプを選択します。必要に応じて、「詳細設定」をクリックします。
ボリューム名には、大文字(
A
∼
Z
)、小文字(
a
∼
z
)
、数字(
0
∼
9
)
、およびアンダースコア
(
_
)だけを使用します。スペースまたはハイフンは使用しないでください。最大の長さは、
70
文字です。
選択するボリュームタイプによって、ボリュームでのアフィニティタグおよびストレージプール
の構成方法が決まります。詳しくは、
16
ページの「
Xsan
ストレージの構成」を参照してください。
「詳細設定」をクリックした場合は、次のボリューム設定を調整できます。
Â
「ブロック割り当てサイズ」
:適切な値が分からない場合は、あらかじめ設定されているサイズ
を使用するか、
62
ページの「ブロック割り当てサイズを設定する」を参照してください。
Â
「割り当て方式」
:ボリュームに属するストレージプール間でファイルのストレージを割り当て
る方法を選択します。
「ラウンドロビン」を選択した場合は、領域に関するそれぞれの新しい
要求は次の使用可能なストレージプールに順に割り当てられます。
「フィル」を選択した場合
は、最初のストレージプールにすべての領域が割り当てられ、そのプールがいっぱいになると
2
番目のストレージプールに割り当てられ、以後同様に繰り返されます。
「バランス」を選択
した場合は、空き領域が最も多いストレージプールに領域が割り当てられます。詳しくは、
34
ページの「割り当て方式を選択する」を参照してください。
Â
「
Spotlight
」
:
Macintosh
クライアントが
Spotlight
を使用してボリュームの内容を検索できる
ようにしたい場合は、これを有効にします。
50
第
3
章
ストレージ・エリア・ネットワークを設定する
Â
「アクセス制御リスト」
:
「
Xsan Admin
」のアクセス制御リストを使用してボリュームとその
内容へのアクセスを制御する場合は、このオプションを有効のままにします。
Â
「
Windows ID
マッピング」
:
Windows
クライアントを
SAN
で使用する場合は、このボリュー
ムにアクセスするために
Xsan
互換のユーザ
ID
とグループ
ID
が必要になるので、ユーザとグ
ループの情報をそれらにマップする方法を選択します。詳しくは、
84
ページの「
Windows
の
ユーザ
ID
とグループ
ID
をマップする」を参照してください。
3
「ボリュームのアフィニティを構成」パネル(または、独自のボリュームタイプを構成する場合
は「ボリュームストレージを構成」パネル)で、
LUN
を左側の列から右側の列の対応するアフィ
ニティタグ(または独自のストレージプール)にドラッグします。
a
手順
6
の「メタデータアレイを作成する」で作成した特殊なメタデータ
LUN
は、
「
MetadataAndJournal
」アフィニティタグ(または独自のストレージプール)にドラッグし
ます。
b
その他の
LUN
は、ほかのアフィニティタグ(またはストレージプール)にドラッグします。ス
トレージを無駄にしないようにするには、アフィニティタグ(またはストレージプール)に割
り当てる
LUN
のサイズをすべて同じにしてください。
c
操作を終了したら、「続ける」をクリックします。
アフィニティタグに割り当てる
LUN
の最適な数については、
32
ページの「
LUN
をアフィニティ
タグに割り当てる」を参照してください。
アフィニティタグを選択して「設定」をクリックし、アフィニティタグの名前や、以下に示すそ
の他の設定を変更することができます。独自のボリュームを作成する場合は、そのボリュームを
選択して「ストレージプール設定」をクリックし、ストレージプールの名前や、下にリストされ
るほかの設定を変更することができます。
Â
「アフィニティタグ」
(または「ストレージプール名」
)
:アフィニティタグ(または独自のスト
レージプール)の名前を入力します。名前を入力しても「
OK
」ボタンが使用不可になってい
る場合、その名前は予約されているので別の名前を入力してください。予約されている名前の
リストについては、第
8
章を参照してください。
Â
「用途」
:このアフィニティタグが割り当てられたストレージプール(または独自のストレージ
プール)に保存できるデータのタイプを選択します。
Â
「ストライプ幅」
:このアフィニティタグが割り当てられたストレージプール(または独自のス
トレージプール)内で、次の
LUN
に移るまでに各
LUN
で読み書きされるデータ量を指定しま
す。この値はパフォーマンスに影響を与える可能性があります。適切な値が分からない場合
は、あらかじめ設定されている値を使用するか、
66
ページの「ストレージプールのストライ
プ幅を設定する」を参照してください。
4
「ボリュームフェイルオーバー優先順位」パネルが表示された場合は、各
SAN
ボリュームのフェ
イルオーバー優先順位リストで最初のメタデータコントローラができるだけ重ならないように
リストを調整して、「続ける」をクリックします。
5
「設定を完了しました」パネルで、「続ける」をクリックします。
SAN
構成の概要が表示され、すべてのクライアントおよびメタデータコントローラに新しいボ
リュームがマウントされて、「
Finder
」で使用できる準備が整います。
第
3
章
ストレージ・エリア・ネットワークを設定する
51
追加のボリュームを作成する方法については、
58
ページの「
SAN
にボリュームを追加する」を
参照してください。
手順
10
:
(オプション)
SAN