ファイバーチャネル・ファブリックの動作速度が期待したものよりも遅い場合
ファイバーチャネル・ファブリックが期待した
2 GB
で動作しない場合に確認できる点を次に示
します。
ケーブルを確認する
障害のあるケーブルがファブリック内に
1
つあると、ネットワーク全体の速度が低下することが
あります。すべてのケーブルが完全な伝送速度を実現できることを確認してください。スイッチ
管理ソフトウェアを使用して、特定の接続のパフォーマンスを確認して障害のあるケーブルを分
離してください。
対応するペアで適切なトランシーバを使用する
ファブリックに接続している装置の製造元に、使用しているトランシーバ(
GBIC
)がそれらの装
置での使用に適していることを確認してください。
また、各ケーブルの両端で同一のトランシーバ(製造元およびモデル番号が同じ)を使用してく
ださい。光学トランシーバの不一致(それらのトランシーバが両方とも装置での使用にそれぞれ
適している場合でも)が原因でファイバーチャネルの通信エラーが発生し、
SAN
のパフォーマン
スが低下することがあります。
ファイバーチャネル・スイッチのポート構成を確認する
SAN
上のクライアントの再起動時に生成される
RSCN
(
Request for State Change Notifications
)
は、ほかのクライアントへのビデオストリームでフレームのコマ落ちの原因になることがあり
ます。
あるクライアントが再起動してもほかのクライアントへの
SAN
トラフィックを中断しないよう
にするには、ファイバーチャネル・スイッチのマニュアルで、開始ポートの
RSCN
を抑制するよ
うにスイッチを構成できるかどうか確認してください。(たとえば、
Qlogic
スイッチでは、この
機能は
I/O StreamGuard
と呼ばれます。)
装置を特定のブレードに接続する
ファイバーチャネル・スイッチがブレードアーキテクチャに基づいている場合は、次のようにす
るとパフォーマンスが向上することがあります:
Â
大量のデータを日常的に交換する装置のペアをスイッチ内の同じブレードに接続する
Â
すべての負荷を
1
つか
2
つのブレードに集中させる代わりに、負荷を複数のブレードに分散する
RAID