Xsan 2 Administrator Guide - ファイル、フォルダ、またはボリュームをデフラグする(snfsdefrag)

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ファイル、フォルダ、またはボリュームをデフラグする(

snfsdefrag

ファイルのデータを単一のエクステントに再割り当てすることで、ファイルをデフラグするとき

は、

snfsdefrag

コマンドを使用します。この結果、ディスクの効率が向上し、ファイルのメタ

データの管理に要するオーバーヘッドが減少するため、読み出しおよび書き込みのパフォーマン

スが改善されることがあります。

ファイルまたはフォルダをデフラグするには:

$ snfsdefrag [-D] [-d] [-q] [-s] [-v] [-K

affinity

]

[-k

affinity

] [-m

count

] [-r]

target

デフラグしないでファイルエクステントをレポートするには:

$ snfsdefrag -e [-K

affinity

] [-r]

target

[

target

] [...]

デフラグしないでエクステントカウントを表示するには:

$ snfsdefrag -c [-K

affinity

] [-r]

target

[

target

] [...]

ファイルを整理する(ファイルの末尾を超えて割り当てられたエクステントを削除する) には:

$ snfsdefrag -p [-D] [-v] [-q] [-K

affinity

] [-m

count

]

[-r]

target

[

target

] [...]

警告:

ボリュームを初期化すると、ボリュームの既存のデータがすべて失われます。

パラメータ

説明

-

G

Press return to continue

」プロンプトを表示しません。

-F

警告および検証プロンプトを表示しません。このパラメータの使用は、慎

重に判断してください。

volume

初期化するボリュームの名前。この名前は、

/Library/Filesystems/Xsan/

config/

」にある構成(

.cfg

)ファイルの名前と一致します。

パラメータ

説明

-f

確認を要求するメッセージを表示したり、構成ファイルのエラーを通知し

たりせずにアップデートします。

volume

アップデートするボリューム。ボリュームを指定しない場合、使用可能な

ボリュームがリスト表示され、そこから選択します。

configdir

ボリュームの構成(

.cfg

)ファイルがデフォルトの場所(「

/Library/

Filesystems/Xsan/config/

」)以外にある場合、その場所を指定します。

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付録

B

コマンドラインを使用する

129

デフラグの候補であるファイルをリスト表示するには:

$ snfsdefrag -l [-D] [-v] [-K

affinity

] [-m

count

] [-r]

target

[

target

] [...]

ファイル「datafile」のエクステントをカウントします:

$ snfsdefrag -c

datafile

エクステントをリスト表示します:

$ snfsdefrag -e

datafile

ファイル「datafile」をデフラグします:

$ snfsdefrag

datafile

複数のエクステントを持つフォルダ「

/

datafolder

/

(または「

/

datafolder

/

」内のすべてのフォ

ルダ)に含まれるすべてのファイルをデフラグします:

$ snfsdefrag -r

datafolder

フォルダ「

/

datafolder

/

」内のすべてのファイルに割り当てられた未使用のディスク領域を回復

します:

$ snfsdefrag -rp

datafolder

パラメータ

説明

-c

エクステントカウントを表示します。ただし、デフラグのターゲットは表
示しません。

-D

デバッグのメッセージを表示します。

-d

現在の深さ以外でファイルに対して機能します。

-e

デフラグしないでエクステントをレポートします。

-K

affinity

指定されたストレージプールアフィニティのあるファイルに対してのみ機

能します。

affinity

アフィニティキー(

Xsan

ではストレージプールの名前がア

フィニティキーになります)

ストレージプールのアフィニティキーを表示するには、

cvadmin show

long

コマンドを使用します。

-k

affinity

このアフィニティのあるストレージプールに新しいエクステントを割り当

てます。

-l

デフラグの効果を期待できるファイルをリスト表示します。

-m

count

count

エクステントを超えるファイルに対してのみ機能します。

-p

デフラグの代わりに整理を実行します。

-q

メッセージが表示されないようにします。

-r [

target

]

指定されたターゲットフォルダ内のすべてのフォルダに含まれるファイル
すべてをデフラグするように、反復して機能します。

-s

新しいエクステントをブロック境界に割り当てます。

-v

デフラグの際に、取得可能なすべての情報および状況を表示します。

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130

付録

B

コマンドラインを使用する

Xsan