ネットワークアカウント用にローカルのホームフォルダを作成する
一元化されたディレクトリを使用すると、
SAN
に接続されたクライアントコンピュータのユーザ
アカウントを管理する作業が簡単になります。ただし、
「
Final Cut Pro
」などの一部のアプリケー
ションは、ユーザが使用しているクライアント上にローカル・ホームフォルダがあるときに最適
に機能します。
「
Xsan Admin
」で管理するユーザアカウントには、ローカル・ホームフォルダが
自動的に設定されます。
SAN
ユーザが別のディレクトリシステム上にアカウントを持ち、ネット
ワーク・ホームフォルダを使用している場合は、それらのユーザのためのローカル・ホームフォ
ルダを設定できます。
ネットワーク・ユーザ・アカウント用にローカルのホームフォルダを作成するには:
1
「ワークグループマネージャ」を開き、
SAN
の
Open Directory
マスターに対して認証を行います。
2
「ユーザ」タブをクリックし、ユーザを選択して、「ホーム」をクリックします。
3
ホームの場所のリストに「
/Users
」が表示されている場合は、それを選択し、
「保存」をクリッ
クします。
リストに「
/Users
」がない場合は、追加(+)ボタンをクリックします。その後、
「フルパス」
フィールドに次のように入力します(<ショートネーム>の部分はユーザのショートネームに置
き換えます):
/Users/
<ショートネーム>
ほかのフィールドはすべて空白のままにし、「
OK
」をクリックして、
「保存」をクリックします。
ユーザの初回ログイン時に、クライアント上にユーザのホームフォルダが作成されます。
90
第
5
章
クライアントとユーザを管理する